今回は、2023年の3月下旬からクルムでヘルメット治療を開始している我が家の息子の中間報告です。赤ちゃんの頭の形に悩んでいる方にぜひ参考になれば嬉しいです。
ヘルメット治療開始前から計4回分のデータを集計しました!
短頭率の結果
短頭率とは、いわゆる絶壁の指標です。
前後径/横径で算出します。
*クルムの添付文書を元に算出方法、重症度を表示しています。
治療開始前の時点で軽症に入っていましたが、約0.2と短頭率が改善していることがわかります。
左右対称率の結果
左右対称率とは、左右非対称の形の指標です。
左右の体積が大きいほうを100%とし、少ないほうのパーセンテージを求め、前頭部、後頭部を個別に体積比率(対称率)を求めて算出します。
*クルムの添付文書を元に算出方法、重症度を表示しています。
前頭部は、約1.5%改善していることがわかります。
後頭部は、約2.5%改善しており、重症度は重度から中程度に移行していることがわかります。
CVAIの結果
CVAIとは、斜頭の指標です。
頭の中心線から30度傾けた対角線A、Bの長さを用い、
(対角線Bー対角線A)/ 対角線A×100 B>A で算出します。
*日本頭蓋健診治療研究会編著 小児の頭蓋健診・治療ハンドブックー赤ちゃんの頭のかたちの診かたより、算出方法、重症度を表示しています。
約2.0%改善しており、重症度は中程度から軽度へと移行しています。
4回分の結果まとめ
2023/3 | 2023/4 | 2023/6 | 2023/7 | |
短頭率 | 1.04 | 1.04 | 1.05 | 1.06 |
前頭部 左右対称率(%) | 92.3 | 93.8 | 93.7 | 93.8 |
後頭部 左右対称率(%) | 84.2 | 86.4 | 86.8 | 86.7 |
CVAI(%) | 8.5 | 6.4 | 6.2 | 6.5 |
3Dスキャン画像のまとめ
違いが見づらいですが、3Dスキャン画像のまとめです。
違いがわかりやすいのは、1枚目と2枚目の比較です。頭を上からみたときの左右非対称率が改善しています。
2023年3月(治療開始前)
2023年4月(治療開始後)
2023年6月
2023年7月
3Dスキャンを撮影したときに息子が泣いてしまったので、泣いた写真になっています。
最後に
クルムの添付文書によると、クルムによる治療の開始時期は2~6か月を基準とすると記載されています。息子が治療を開始したのは生後9か月からなのですが、この基準より遅めでした。
データより頭の形が改善されているのがお分かり頂けたでしょうか。我が家の息子の場合、治療を開始してから1か月後の改善具合が一番大きかったです。
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